KAMILAVKA

陽の眩しさを知っている。陽の温もりを知っている。風の心地よさを知っている。風の激しさを知っている。雨に打たれたことがある。その冷たさを、重みを覚えている。いつも飄々としていることを、運命を黙って受け止めることを、その身で誰かを守ることを、守った誰かの一部になれる喜びを、知っている。ただ守られているだけでは、もったいない。帽子に学ぶことは、山ほどある。